韓国でコロナ拡大、旅行抑制と企業の在宅勤務訴え=首相

韓国でコロナ拡大、旅行抑制と企業の在宅勤務訴え=首相
韓国の金富謙首相は13日、休暇中の旅行を最小限にするよう国民に呼び掛けるとともに、企業には在宅勤務に柔軟に対応するよう求めた。写真は、マスク着用でソウル市内を歩く人々。2021年5月28日に撮影。(2021年 ロイター/Kim Hong-Ji)
[ソウル 13日 ロイター]] - 韓国の金富謙首相は13日、休暇中の旅行を最小限にするよう国民に呼び掛けるとともに、企業には在宅勤務に柔軟に対応するよう求めた。同国では新型コロナウイルス感染第4波が発生する中、ワクチンが不足している。
同国の流行は感染力の強いデルタ型変異株で加速しており、夏休みで国内旅行シーズンがピークとなる中、当局は感染経路を追跡しきれなくなっている。
韓国疾病予防管理庁(KDCA)によると、12日に確認された新規感染者は1990人、前日は過去最多の2223人を記録している。
1日の感染者は7月初め以降、初めて1100人を超え、増加が続いている。政府は、今回の波はまだピークに達していないとの見解を示している。
同国の累計感染者は22万0182人、死者は2144人。
金首相は国民に、今後3日間は旅行と集まりを最小限にし、休暇中の移動先から帰宅したら、特に出勤前には検査を受けるよう求めた。
首相はテレビ演説で、「最近、職場での感染者集団(クラスター)が多数発生している。職場に戻る従業員に発熱などの症状がないか、確実に確認してほしい」と述べた。

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