JAL、航空サブスクの実証実験
日本航空(JAL)は27日、スタートアップのKabuK Style(カブクスタイル、長崎市)と連携し、定額で航空と宿泊を利用できるサービスの実証実験を8月に始めると発表した。羽田―新千歳など羽田発着の10路線が対象となる。新型コロナウイルス禍で新たな移動需要を掘り起こす狙いがある。
カブクスタイルの宿泊サブスクリプション(定額課金)サービス「HafH(ハフ)」の会員が対象で、追加で3万6000円を支払うことで実証実験に参加する。3往復分の航空便と3泊分の宿泊まで利用できる。ホテルは路線ごとに組み合わせが指定される。実証対象の出発日は8月23日~11月23日とし、300人を募集する。
1往復に対して1泊は実証実験のサービスに含まれるが、2泊目以降にハフの宿泊分を組み合わせることで長期滞在も可能だ。仕事と休暇を組み合わせる「ワーケーション」や多拠点居住など観光旅行や出張に限らない利用方法への活用も見込む。