JAL、タニタと機内食でコラボ 国際線の長距離路線
日本航空(JAL)は健康機器大手のタニタ(東京・板橋)と組み、国際線の長距離路線で健康志向の機内食の提供を始めた。コラボメニュー第1弾としてサラダボウルを開発し、脳の活性化や免疫力の向上をテーマに食材を選んだ。フライト中にも健康的な食事を取りたいという乗客のニーズに応える。
タニタとのコラボメニュー「カラダが喜ぶ Sky Wellness Kitchen」は2022年6月末までの提供を予定する。タニタが運営する「タニタカフェ」がメニューを監修する。第1弾は「タニタカフェの"噛(か)む"ヘルシーサラダボウル」を10月末まで提供し、第2弾以降のメニューは検討中という。
サラダボウルは食物繊維が豊富なもち麦ごはんにあさりや根菜を混ぜ、ゴボウとセロリのピクルス、鶏胸肉をのせた。ゴボウやセロリなど、かみ応えのある食材を使い、脳の働きの活性化を促す。免疫力へのニーズの高まりを受けて、たんぱく質を多く含む鶏胸肉などを加えた。
今回のメニューは2回目の食事として現地到着前に提供するため、仮眠後の状態でも食べやすいメニューに仕上げた。羽田空港や成田空港、関西空港発で欧米などに向かう長距離路線で提供する。食事とともに冊子を配布し、タニタが考案した機内でできるストレッチなどを紹介する。