ANA、羽田ーストックホルム線が就航 初の北欧方面

全日本空輸(ANA)の羽田空港とスウェーデンの首都ストックホルムを結ぶ路線が31日就航した。2024年12月のイタリア・ミラノに続く欧州都市への新路線で、北欧方面は同社で初めて。両国間の観光需要のほか、欧州各地への乗り継ぎ中継地としてビジネス客の出張ニーズを開拓する。
31日午前0時28分にストックホルム行きの初便が羽田空港を出発した。乗客は166人でほぼ満席だったという。新路線は日本とスウェーデンを結ぶ唯一の直行便となる。ストックホルムに就航する便も日本の航空会社としては初めて。もともとは20年夏の就航を予定していたが新型コロナウイルス禍の影響で約5年遅れた。
ANAによると、新路線の乗客の5割ほどはストックホルムで他都市への乗り継ぎを前提にしたビジネス客という。
30日夜に羽田空港で開かれた就航記念式典でANAホールディングスの平沢寿一専務執行役員は「ストックホルムは日本人にとって大変魅力的な都市だ。ビジネスと観光の両面で多くの方の利用を期待している」と語った。