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「ヒルトン福岡シーホーク」みずほリース子会社が買収…取得額は非公表、隣接ドームに続く投資

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売却先が決まったヒルトン福岡シーホーク(3月、福岡市中央区で)
売却先が決まったヒルトン福岡シーホーク(3月、福岡市中央区で)

 シンガポールの政府系投資ファンド「GIC」が保有する福岡市中央区のホテル「ヒルトン福岡シーホーク」について、みずほリースの子会社が買収することが分かった。みずほリースはみずほフィナンシャルグループ(FG)の総合リース会社。みずほFGは、ホテルに隣接するドーム施設の命名権を取得するなど、一帯でのグループの投資が目立っている。

 みずほリースの発表によると、完全子会社のエムエル・エステート(東京都港区)が7月下旬以降に売買契約を締結し、8月下旬以降に引き渡しを受けるとしている。取得額は非公表。

 ヒルトン福岡シーホークは地下2階、地上35階建てで、1052室の客室や九州最大級の大宴会場を備えるリゾートホテル。国際会議などの「MICE」施設としても活用され、2019年には主要20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の会場となった。みずほリースは「福岡空港や(市中心部の)天神エリアから近く、観光とビジネス両面の需要が期待できる」としている。

 ヒルトン福岡シーホークを巡っては、所有権やホテルブランドが何度も変わってきた。開業は1995年で、ダイエーグループが「シーホーク ホテル&リゾート」として営業を開始。その後、米投資会社が取得して日本航空グループに運営委託され、名称は「JALリゾートシーホークホテル福岡」に変更された。GICが2007年に取得した後は、10年からホテルの運営を米大手「ヒルトン」に委託してきた。

 みずほFGは4月、ホテルに隣接し、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスが本拠地とするドーム施設の命名権も取得している。ドームは「みずほペイペイドーム福岡」に名称が変更された。

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