宿泊特化プリンスホテル、名古屋で18日開業 顔認証で入館

西武・プリンスホテルズワールドワイドは10日、名古屋市の栄地区で18日に開業する宿泊特化型ホテル「プリンススマートイン名古屋栄」を報道陣に公開した。AI(人工知能)を使った顔認証でチェックインするなどデジタル技術を活用し、省人化で運営コストを下げる。

アプリを使ってスマートフォンをルームキー代わりとするなどICT(情報通信技術)も駆使する。ロビーには電子看板(デジタルサイネージ)を設置し、周辺地図や観光情報などを紹介する。客室平均単価(ADR)は1万円に抑え、若者やインバウンド(訪日外国人)を呼び込む。

同社が名古屋市内にホテルを開くのは2017年開業の「名古屋プリンスホテルスカイタワー」に続き2軒目。金田佳季社長は「名古屋は非常に大きい都市。ビジネス出張客や観光客、インバウンドなどの需要が増え、(今回の開業は)良いタイミングだ」と述べた。
西武ホールディングスの西山隆一郎社長は「名古屋を訪れる方にまた来たいと思ってもらえるようにしたい」と語った。