ソラシドエアが4期ぶりに黒字転換、営業利益17億円…営業収入は過去最高の499億円
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航空会社のソラシドエア(宮崎市)が29日発表した2024年3月期決算(単独)は、本業のもうけを示す営業利益が17億円(前期は4億円の赤字)と、4期ぶりに黒字転換した。コロナ禍の一服で旅客数が伸び、売上高に当たる営業収入は前期比29%増の499億円で過去最高だった。

最終利益は2・3倍の15億円で2期連続の黒字を確保した。航空便の利用率は10ポイント増の70・5%と好調で、コロナ禍前の水準に回復した。高橋宏輔社長は記者会見で、「きめ細やかな営業施策による需要の取り込みが奏功した。今年はさらに様々な施策に取り組んでいきたい」と述べた。
22年10月にエア・ドゥ(札幌市)と設立した共同持ち株会社「リージョナルプラスウイングス」の24年3月期連結決算も公表し、営業収入は1014億円、最終利益は41億円だった。