日光旅をアバターで、修学旅行の事前学習に「仮想空間」を運用

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メタバースの「奥日光ルーム」の画面
メタバースの「奥日光ルーム」の画面

 日光市は、修学旅行など宿泊を伴う教育旅行の事前学習に活用してもらうため、インターネット上の仮想空間「メタバース」の運用を始めた。児童生徒、教職員はアバター(分身)を操って、日光東照宮や華厳の滝、足尾銅山観光などを巡る旅行体験ができる。担当者は「仮想体験を通じて日光市を旅行先に選んでもらいたい」と期待している。

 旅行で日光市を訪れる前の教材として、「日光の 学び旅かな メタバース」のタイトルで3月に公開。XR(クロスリアリティー)事業を展開するNTTコノキューの仮想空間プラットフォーム「DOOR」を使った。担当者は「観光案内のメタバースはあるが、教育旅行では初めてではないか」としている。

 仮想空間には、修学旅行先として人気の高い「世界遺産『日光の社寺』」「奥日光」「足尾」、特産品を紹介する「アクティビティ・食・伝統工芸」など六つのルームがある。利用者はアバターで見たいルームを訪れ、東照宮の境内や足尾銅山観光の坑内などを巡り、修学旅行に向けて歴史や文化を学ぶ。

 市観光課によると、日光を2019年に訪れた修学旅行客は約18万人。その後はコロナ禍で落ち込んでいたものの、22年は約10万人と回復しつつある。担当者は「これまで日光を訪れていない学校にも体験してもらい、旅行先選択の参考にしてほしい」と話している。

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