米カーニバル、24年通期利益予想を引き上げ 年内予約が過去最高
米クルーズ船運航大手カーニバルは２０２４年１１月期決算の業績予想で、１株当たり調整後利益見通しを０．９８ドルとし、従来の０．９３ドルから引き上げた。２０２２年、マイアミで撮影（２０２４年 ロイター/Marco Bello/File Photo）
［２７日 ロイター］ - 米クルーズ船運航大手カーニバル(CCL.N), (CCL.L)は２７日発表した２０２４年１１月期決算の業績予想で、１株当たり調整後利益見通しを０．９８ドルとし、従来の０．９３ドルから引き上げた。ＬＳＥＧのデータによると、市場予想は１ドルだった。
年内の予約件数は過去最高に達し、顧客からの預かり金は計７０億ドルと第１・四半期としては過去最高になっている。
旅行者はホテルや航空券の予約で代金がかさむ旅行よりも割安なクルーズに流れる傾向にあり、クルーズ業界は予約が過去最高水準に達し、値上げも可能になっている。
第１・四半期（２３年１２月─２４年２月）決算の売上高は５４億１０００万ドルと増収になり、市場予想とほぼ一致した。
ジョシュ・ワインスタイン最高経営責任者（ＣＥＯ）は「今年は素晴らしいスタートを切った」とし、「あらゆる指標で見通しを上回る好調な四半期となり、かなり高い価格で過去最高の予約件数を達成した」とコメントした。
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