静岡空港の2月搭乗率過去最高に、国際線の好調続く
静岡空港(静岡県牧之原市)の搭乗者数が伸びている。県がまとめた2月の搭乗者数は前年同月比37%増の3万2397人だった。ソウル線や台湾線が好調で、国内線と国際線の合計の搭乗率は75%で、2月として過去最高となった。1月に続き、当該月として最高が続いている。
搭乗者数の内訳は、国内線が21%減の1万8156人だった。フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)の出雲線や熊本線が運航しないなどの理由で提供座席数が減ったことが響いた。国内線の搭乗率は70%。
国際線は計1万4241人が利用した。チェジュ航空のソウル線は2月として過去最高の搭乗率(86%)と搭乗者数(9416人)を記録した。3月末まで運航している台湾(高雄)のチャーター線も搭乗率が93%に達した。
上海線は1308人が利用して搭乗率は52%。中国の大型連休「春節」もあり2023年9月の運航再開以降で最高の搭乗者数と搭乗率になった。上海線は4月末から増便を予定する。
7〜8月には、静岡空港と首都・ウランバートルを結ぶチャーター線も計7往復運航する。静岡とモンゴルを結ぶ便は新型コロナウイルスの感染拡大後は初めて。大手旅行会社と組んだ旅行商品も用意する。モンゴルからの訪日需要や、首都圏から静岡空港を使って旅行する観光客も見込んでいる。
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