JR北海道社長「観光は大幅回復も、出張需要依然弱く」
ほくとSAY
北海道内の移動需要が回復している。「さっぽろ雪まつり」期間(4〜11日)、JR北海道の主要3区間の特急列車旅客数は前年同期に比べ17%増えた。綿貫泰之社長は「観光需要はかなり増えてきている」と手応えを示す。今冬は「この1〜2年に比べて(雪害による)輸送障害が減っている」といい、回復の追い風となっている。
一方で2019年比では、特急利用者数が8割強の水準までしか回復していない。「リモートワークが普及し、道内から札幌や道外への出張需要が若干弱含んでいる」と指摘する。3月に実施する道内4つの特急列車の全車指定席化などを通じた収益力の強化策が業績改善に欠かせない。
地方企業の新製品や新サービス、投資、人事、M&Aなど日経の記者が全国で取材したニュースをまとめました。
関連企業・業界