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鹿児島市バス運賃、クレカ「タッチ決済」導入へ…ひと月9660円に達した後は乗り放題

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市バスの乗降口に設置される専用端末。クレジットカードをかざすとタッチ決済が行える(画像は一部修整しています)
市バスの乗降口に設置される専用端末。クレジットカードをかざすとタッチ決済が行える(画像は一部修整しています)

 鹿児島市交通局は3月1日から、市バスの運賃の支払いにクレジットカードの非接触型決済サービス「タッチ決済」を導入する。市バスと市電のひと月の決済額の合計が9660円に達した場合、月内はともにその後の運賃が無料となるサービスも始める。市によると、公共交通機関のタッチ決済で、月単位で上限を設けるのは全国で初めてという。(横峯昂)

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 市交通局によると、タッチ決済の機能がついたクレジットカードや、カード情報を登録したスマートフォンを乗降口付近にある専用端末にかざすと、運賃を支払える。小銭を準備したり、交通系ICカードに入金したりする手間がかからない。専用端末は市バスの全124台に導入し、事業費は約1億7000万円を見込む。

 市バスは利用客の減少に伴い、30年連続で赤字が続いており、2022年度も約2億1300万円の損失を出した。昨年10月には全路線で230円の均一運賃に改定して収益確保に努める中、タッチ決済の導入によって利便性を向上させ、利用客の回復につなげる狙いがある。

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