東京ディズニーシー、新エリア模型公開 開業100日前に
東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランド(OLC)は27日、6月に開業する東京ディズニーシー(TDS)の新エリア「ファンタジースプリングス」のアトラクションの模型や概要を報道陣に公開した。構想期間を含め約10年をかけ3200億円を投じた。
同日、開業100日前を記念したセレモニーを開いた。OLCの高野由美子会長兼最高経営責任者(CEO)は「アトラクションはもちろん、今までにない滞在体験を提供するホテルにも期待してほしい」と話した。
「アナとエルサのフローズンジャーニー」は体験時間6分30秒のボートに乗って楽しむアトラクションで、「アナと雪の女王」の映画第1作の物語を体験できる。担当者は「エルサが『レット・イット・ゴー』を歌い魔法で氷の宮殿を築く場面では、新しい特殊効果やメディア技術を使った」と見どころを語った。
映画「ピーター・パン」の舞台となるネバーランドの世界が再現されたエリアもある。フック船長の海賊船では、船内に置かれたフックと記念撮影できる。アトラクション「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」では特殊な眼鏡をかけ、船が浮かび上がるように感じられる体験ができる。
「塔の上のラプンツェル」の世界を再現したエリア「ラプンツェルの森」は、主人公が暮らしていた塔が来園者を迎える。アトラクション「ラプンツェルのランタンフェスティバル」は約5分の体験で、昼夜で異なる風景が広がるという。
高野会長は「世界で唯一のTDSにファンタジースプリングスが加わることでTDRはもう一段進化し、世界が注目するオンリーワンの場所になると確信している」と語った。
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