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リクルートの調査研究機関「じゃらんリサーチセンター」がまとめた２０２４年版の人気温泉地ランキングで、乳頭温泉郷（秋田県仙北市）が、「全国あこがれの温泉地」で５年連続の１位となった。「おすすめしたい穴場温泉地」でも２年連続でトップだった。
調査は旅行サイト「じゃらんｎｅｔ」の会員を対象に、昨年８月１６～３０日に実施し、１万６１０７人から有効回答を得た。全国３２７の温泉地が対象で、秋田県内からは乳頭温泉郷のほか、秋田八幡平温泉郷（鹿角市）や男鹿温泉郷（男鹿市）など５か所が含まれた。
「まだ行ったことはないが、一度は行ってみたい温泉地」を聞いた「全国あこがれの温泉地」で、乳頭温泉郷は２５９２票を獲得。主な理由（複数回答）は「温泉の効能や泉質に興味がある」（６２・８％）「自然に囲まれている」（４７・１％）などだった。２位は草津温泉（群馬県）で２３９７票、３位は銀山温泉（山形県）で２３７１票だった。
これまでに行ったことがある温泉地で「おすすめしたい穴場温泉地」の推奨率は、乳頭温泉郷が３０・５％。２位は山鹿・平山温泉（熊本県）で２６・８％、３位は温泉津温泉（島根県）で２６％だった。
同センターの五十嵐大悟研究員は乳頭温泉郷について、「自然環境や郷土料理などが秘湯、湯治場としてのイメージにつながり、高い満足度に至っている」と分析している。
