中部空港、23年の旅客数7割増 19年比6割に回復

中部国際空港(愛知県常滑市)が25日発表した2023年の年間航空旅客数(速報値)は、前年比71%増の851万人だった。新型コロナウイルス禍が落ち着いたことで航空需要が回復。国内線に加えて国際線も大幅に増加し、全体の旅客数はコロナ禍前の19年に対し63%の水準まで回復した。
国内線旅客数は前年比31%増の594万人、国際線は5.8倍の257万人だった。19年比ではそれぞれ89%、38%の水準だった。中部発着の国際線は韓国・台湾向けを中心に復便や新規就航が広がる。航空需要が回復する一方で、空港の地上業務を担う人材の確保が課題になっている。
関連企業・業界
業界: