北陸新幹線延伸、福井県が大阪で観光アピール

説明会では福井県の名産品も振る舞われた=25日、大阪市
説明会では福井県の名産品も振る舞われた=25日、大阪市

3月16日に北陸新幹線の金沢―敦賀間が延伸開業することを受け、新たに4つの新幹線の停車駅が誕生する福井県は25日、大阪市内で県の魅力をアピールする説明会を開いた。福井県は、1日の能登半島地震で一部地域が被災して観光産業も影響を受けたが、出席者らは北陸新幹線の延伸が新たな観光振興につながることに期待を寄せた。

登壇した福井県未来創造部の林裕之課長は、延伸開業に向けて県内各地でカウントダウンイベントが行われるなど期待が高まっていると強調。福井県観光連盟の坪田昭夫専務理事は、全国でも高い人気を誇る県立恐竜博物館(同県勝山市)や、豊かな自然が育む海産物、地酒などの名産品を紹介した。

林氏によると、能登半島地震の影響により一部地域の温泉宿泊施設で多数のキャンセルが出るなど、観光産業が大きな打撃を受けているという。回復に向けた取り組みが進むが、「北陸新幹線の延伸開業が後押しになるはず」と力を込めた。

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