「福山城泊」1泊132万円~、富裕層らをターゲットに6月にもスタート

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城泊の主な施設となる御湯殿(手前)と月見櫓(広島県福山市で)
城泊の主な施設となる御湯殿(手前)と月見櫓(広島県福山市で)
客室となる月見櫓の2階=福山市提供
客室となる月見櫓の2階=福山市提供

 広島県福山市の福山城の施設を貸し切りで泊まる「城泊」が6月にもスタートすることに決まった。国内外の富裕層らをターゲットに、殿様衣装での記念撮影や天守最上階で和楽器の生演奏などを体験プログラムに組み込む。料金は1泊2食付き2人で税込み132万円からという豪華さで、4月から予約を受け付ける。

 福山城は2022年の築城400年に合わせて、戦後に再建した天守や周囲の やぐら などが大規模改修された。城泊は愛媛県大洲市の大洲城や長崎県平戸市の平戸城で始まっており、福山市は新たな観光の目玉にしようと、同年秋に外国人らに泊まってもらう実証実験を行った。

 その後、福山市は本格導入を決め、昨年12月に福山城博物館などを管理する公益財団法人ふくやま芸術文化財団を指定管理者に指名した。財団が、歴史的建造物の利活用を手がける大阪市の会社に運営を依頼し、今後、旅館業の許可を得る。

 城泊では閉門後の本丸が貸し切り状態となる。2階建ての月見櫓を客室(定員4人)とし、地元食材を使った料理を提供する。城内に入浴施設がないことがネックだったが、4月下旬をめどに御湯殿にサウナ付き浴室を整備するという。 筋鉄すじがね 御門(重要文化財)で家臣役が出迎える入城体験や福寿会館での朝食などのプログラムを用意し、市内観光などオプション企画も計画している。

 枝広直幹市長は18日の定例記者会見で「城泊はポスト築城400年の中核となる取り組み。市内外、国内外の人たちに非日常の特別な時間を提供し、福山の良さを感じてもらえたら」と話した。

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