東京都内訪日客、コロナ前超え521万人 23年4〜6月
東京都は18日、2023年4〜6月に東京を訪れた外国人旅行者(速報値)が約521万人だったと発表した。新型コロナウイルス禍前の19年同期を25%上回った。外国人による観光消費額は約8783億円で同2.6倍に膨らんだ。
都は四半期ごとに観光関連施設への照会やアンケートなどで都内を訪れた旅行者数を推計している。日本人は旅行者が同14%減の約1億1511万人、観光消費額も約9676億円で同16%減った。外国人による観光消費の存在感が増している。
22年10月に水際対策が緩和されて以降、欧米やアジアからの訪日客が増えた。23年5月には新型コロナが感染症法上で季節性インフルエンザと同じ5類に移行し、社会経済活動の平常化も進んだ。