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新型コロナウイルスの感染拡大の影響で運休していた新潟空港(新潟市東区)―中国・ハルビンの定期便が15日、再開した。コロナ禍で運休した新潟空港の国際線定期便の全線が約3年10か月ぶりに復活した。
ハルビンからの初便は定刻より25分ほど早い午前11時過ぎ、乗客103人を乗せて到着。折り返しの新潟発の初便は、黒竜江省(省都・ハルビン市)を訪問する花角知事ら100人を乗せて出発した。コロナ禍前と同じ中国南方航空が毎週月曜に1便(151人乗り)を往復運航させる。
初便で新潟を訪れたハルビン市の医師(60)は「新潟大に留学し、その後もたびたび新潟に足を運んだが、新型コロナの影響で4、5年ほど来られず寂しかった。久々に『第二のふるさと』に来られてうれしい」と声を弾ませた。
新潟市とハルビン市が45年、県と同省が41年にわたって友好関係を結ぶなど、両地域は長く親交を深めてきた。新潟空港のハルビン便はコロナ禍前、週4便が運航し、2018年度にはビジネスや観光目的で約3万8900人が利用した人気路線だった。
花角知事は出発前に新潟空港で開いた再開記念セレモニーで、「日本に住む中国の方々が利用する生活路線でもある。