日航、20年ぶり国際線主力機を刷新…エアバス製で燃費最大25%改善
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日本航空が国際線の主力機として新たに導入する欧州旅客機大手エアバスの新型機「A350―1000」が15日、羽田空港に到着した。日航が国際線の主力機を刷新するのは20年ぶりで、来年1月24日から羽田―米ニューヨーク線で運航する。

ボーイング777―300ERの後継で、座席数は239席。ファーストクラスとビジネスクラスは日航初の扉付き個室になっており、搭乗中の快適さを向上させた。今後5年程度で計13機を導入する。
エンジンの性能も向上し、燃費は従来機種よりも最大25%改善した。廃油などを原料として作る次世代の航空燃料「SAF」も使い、二酸化炭素(CO2)の排出量を抑える。
日航は2050年に航空機の運航によるCO2排出量を実質ゼロにする目標を掲げており、環境性能が高い機材の導入を進めている。