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三重県伊賀市の伊賀上野城や旧崇広堂などを活用した宿泊プラン「
観光庁の「歴史的資源を活用した観光まちづくり推進事業」のモデル指定を受け、伊賀上野DMO(観光地域づくり法人)などでつくる協議会「MIRAIGAプロジェクト」が主催した。
「伊賀上野城キャッスルステイ」と名付けたプランを宿泊業者「バリューマネジメント」が企画。同社は愛媛県大洲市で1泊100万円の「大洲城キャッスルステイ」を手がけた実績があるという。
12日夕、江戸時代の藩校・旧崇広堂(国史跡)から実験がスタートした。普段は閉ざされている藩主専用の「
その後は、国史跡の上野公園に移動し、城を管理する伊賀文化産業協会・福田和幸専務理事の案内で天守閣を見学。夕食と宿泊は、国登録有形文化財の料理旅館跡や町家を改装した「NIPPONIA HOTEL伊賀上野城下町」で、夜には「キャッスルバー」で晩酌を楽しんだ。
13日も国登録有形文化財の武家屋敷・赤井家住宅で朝食をとった後、特別公開された俳聖殿(重要文化財)の内部を見て回った。最後に天守閣の前で「伊賀忍者特殊軍団・
グレンさんは「武家屋敷の庭園が美しく、キャッスルバーもユニーク。ラグジュアリーマーケット(富裕層向け市場)としては完璧だ。もし私が裕福な外国人観光客だったら、1泊60万円を支払う値打ちがあると思う」と話していた。
バリューマネジメントの担当者は「実験したプランの商品化は未定」としつつ、「例えば、赤井家住宅での朝食と城下町ホテルの宿泊を組み合わせるなど、実現可能な個別のプランを検討したい」としている。