欠航時のタクシー代を助成、JR豊岡駅―但馬空港駐車場…降雪の影響受けやすく

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 但馬空港推進協議会は但馬空港(兵庫県豊岡市)に到着する便が欠航になった際にJR豊岡駅―但馬空港間のタクシー運賃の一部を助成する制度を今月15日から試験的に導入する。

 但馬空港は降雪などの影響を受けやすく、定期路線の大阪(伊丹)便は昨年度約120便が欠航となった。このため、搭乗客の利便性を確保しようと、但馬行きの便が運航取りやめになった場合にはJR宝塚駅までのチャータータクシー(運賃500円)を同協議会が運行している。

 しかし、JR豊岡駅に到着後、空港駐車場までマイカーを取りに向かうと、タクシー料金が約3000円必要という。金銭的な負担が大きいため、同協議会が2000円を助成する制度を来年2月末まで設けることになった。

 助成の対象は大阪発但馬行きの2便。搭乗予定だったことを示すチケットの控えなどと、タクシーの領収書を同協議会や各市町に提出する。同協議会は「利用者の不安を少しでも減らし、空の便の需要増につなげたい」としている。

航空運賃助成ネット申請も、豊岡市・受け付け開始

 豊岡市は但馬空港の利用者への航空運賃の助成についてオンライン申請の受け付けを始めた。

 但馬―大阪便に搭乗後の助成と、航空券無料引換券の所有者向けの助成が対象。市ホームページの申請ページに接続し、搭乗券や搭乗案内など必要書類の画像データをアップロードする。

 郵送や窓口への提出による申請についても引き続き受け付ける。

 市によると昨年度の助成は1万281件で、約7割が搭乗後の申請だった。

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