東北の訪日客、消費額はコロナ禍前比2割増 1〜6月
東北観光推進機構は2023年1〜6月に東北6県と新潟県を訪れたインバウンド(訪日外国人)の動態を分析した。1人あたりの消費額は新型コロナウイルス禍前の19年同時期に比べ2割増えた。訪問者数は19年に及ばないものの、周遊エリアが拡大し高付加価値の体験プログラムが増えたことなどが消費を後押しした。
東北圏を訪れたインバウンドは56万人で、6割を台湾が占めた。タイの訪日客も多く1割を占めた。東北ではウインタースポーツや温泉のほか、漁業体験やトレッキングなどの人気が根強い。自治体や旅行会社は自然を体感するコンテンツの組成に力を注ぐ。
データは調査会社のインテージ(東京・千代田)と三井住友カードから提供を受けた。