「空飛ぶクルマ」の常設展示場、倉敷に 実機搭乗・VR体験も

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1階に展示されている「EHang216-S」の機体=岡山県倉敷市中央1で2023年11月9日午後2時6分、平本泰章撮影
1階に展示されている「EHang216-S」の機体=岡山県倉敷市中央1で2023年11月9日午後2時6分、平本泰章撮影

 2025年大阪・関西万博の目玉と期待される「空飛ぶクルマ」の常設展示場が、岡山県倉敷市に誕生した。実際の機体を常設する展示場は国内初という。開設したのは、今年2月に国内初の屋外有人飛行を成功させた一般社団法人「MASC」(同市)。県内有数の観光地・美観地区に近く、江戸時代の町並みと次世代の交通手段を同時に堪能できるとあって、坂ノ上博史事務局長は「市民はもとより、世界中の多くの人に日本の技術を知ってほしい。例えば修学旅行の行き先の一つに選んでもらえれば」と力を込める。

 「くらしき空飛ぶクルマ展示場」(同市中央1)は鉄骨2階建て。約170平方メートルの1階には試験飛行で実際に使用している2人乗りの「EHang216―S」の機体が展示され、実際に乗り込むこともできる。また、VR(仮想現実)で飛行中の機体からの眺めを体験できるコーナーも用意。約120平方メートルの2階にはセミナールームと会議室があり、貸会議室としても利用できる。

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