新潟空港、国際線が全線再開へ 24年1月ハルビン線運航
新潟県は25日、新型コロナウイルスの影響で運休していた中国南方航空の新潟―中国・ハルビン線が2024年1月に再開すると発表した。同路線の運航により、新潟空港の国際線は全て再開することになる。定期国際線の安定運航に向け、県はインバウンド(訪日外国人)だけでなく、新潟空港からのアウトバウンド(海外旅行者)の需要も喚起していく。
中国南方航空が運航するハルビン線は、新型コロナの感染拡大を受けて20年2月から運休している。再開日は24年1月15日で、週1往復、月曜に運航する。
同路線は観光だけでなく、日本から中国への帰省目的で利用している人も多い。19年度(19年4月〜20年3月)の利用者数は3万8731人で、新潟空港の国際線の中では最多だった。運休直前は週4往復しており、県は需要を掘り起こして便数の拡大につなげたい考えだ。
新潟空港の通年の定期国際線は現在、台北線、上海線が運航しており、10月31日にはソウル線が再開する。花角英世知事は25日の記者会見で「インバウンドとアウトバウンド、双方向の動きが重要。県民の海外への渡航がより活発になることが望ましい」と述べた。
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