横浜版「地球の歩き方」24年6月発売 市と連携協定
横浜愛、集めます――。横浜市と地球の歩き方(東京・品川)は18日、連携協定を結び旅行ガイド本「地球の歩き方」の横浜市版を制作すると発表した。2024年6月初旬に発売する。同社が自治体と連携協定を結ぶのは初といい、市民参加型のアンケートを初めて実施する。
同社は20年から国内版を発行しており、これまで国内10地域を取り上げてきた。横浜市独自の企画として地元企業とのコラボ企画に取り組むほか、市民参加型のアンケートを実施する。「市民の偏愛スポットをたくさん載せたい」(地球の歩き方の制作担当者)
アンケートはウェブ経由で表紙のイラスト案やおすすめスポット、横浜の自慢や「あるあるネタ」などを募集し、制作に反映する。約500ページで定価は2000円(税別)、発行部数は4万部の予定だ。横浜市出身の宮田崇編集長は「地元の人の声も積極的に取り入れる。500ページでも足りないくらい」と話した。
市はPRのほかパネル展の開催なども検討し、観光誘客につなげたい考えだ。