ネット予約旅行のトラブル急増 国民生活センター
国民生活センターは20日、インターネットで予約した旅行に関する2022年度の消費生活相談が4488件で、21年度に比べて約2倍に増えていると発表した。高額なキャンセル料や、海外の旅行事業者がトラブルに対応しないといった相談が多い。センターは「申し込み前に契約内容をよく確認して」と注意を呼びかけた。
新型コロナウイルスの影響に伴う行動制限が少なくなり、旅行を計画する機会が多くなったことが影響したとみている。
センターによると、今年5月の30代女性からの相談では、ホテルと航空券を「キャンセル無料」とうたっていた旅行サイトで同時に予約。だが実際にキャンセルした際、航空券は全額返金されなかった。
センターはキャンセル可否や返金対応などのトラブルが起きた際に契約内容を巡る認識の食い違いを防ぐためにも、確認画面のスクリーンショットを保管するよう呼びかけている。〔共同〕