西鉄ホテルズ、東急の宿泊サブスク「TsugiTsugi」に参画

西日本鉄道子会社の西鉄ホテルズは7日、東急のサブスクリプション型ホテル宿泊サービス「TsugiTsugi(ツギツギ)」の対象施設に「西鉄グランドホテル」や「西鉄イン」など国内の全18店舗が参画すると発表した。ツギツギで泊まれる宿は全国127施設に増える。新型コロナウイルス禍で浸透したホテルでのリモートワークや複数拠点でのホテル暮らしなどの需要の取り込みを狙う。
ツギツギは2021年からの実証実験を経て、23年に本格的に開始したサブスクサービスで会員数は3万人。最も低額なプランは1カ月2万3980円で、金・土以外の曜日に2泊できる。30連泊のプランは29万9800円。いずれも同伴者1人までは無料。法人向けプランもある。西鉄のホテルは15日から予約可能になる。
西鉄が運営するホテルでは観光需要の戻りから、稼働率は回復傾向にある。一方で出張などのビジネス客の利用は低調で、平日は宿泊客が少ないという。西鉄ホテルズの加藤正幸副社長は「リモートワークなどのビジネス客を新たに取り込みたいという我々のニーズと合致した」と話す。