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山口県は、2022年に県内の旅館やホテルに泊まった人の数が約392万人となり、新型コロナウイルス流行前の19年を約16万人上回ったと発表した。観光客数も前年を大きく上回り、県は観光需要喚起策が奏功し、県民の県内旅行が増えたことが大きな要因としている。(相良悠奨)
県観光政策課によると、19年を超えた都道府県は全国で唯一。19年の宿泊者数は376万1960人だったが、県内で新型コロナが流行し始めた20年は311万2930人に激減した。21年は330万1620人で微増だったが、22年は392万4230人と大きく増えた。
このうち、県内からの宿泊者数は約103万人(全体の26・2%)で、19年の約83万人(同22・1%)から人数も割合も増えた。県外も約260万人(同66・2%)と、約263万人(同69・9%)だった19年とほぼ同水準まで回復した。
一方、外国人は4万8600人。渡航制限の緩和で21年の約2・5倍となったが、19年の10万4360人には及ばなかった。
観光客数も2662万5160人と、過去最少水準となった20、21年より約400万人増えた。温泉施設が改修工事で休館していた上関町を除く18市町で前年を上回った。
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