大阪観光局、7月3日から独自開発アプリを本格運用
大阪観光局は20日、観光客向けに独自開発したアプリ「Discover OSAKA」の本格運用を7月3日に始めると発表した。大阪府内のイベント情報や目的地までの経路検索、約500カ所の体験施設の予約・決済がこのアプリでできる。2023年秋までに顔認証の決済システムも追加する予定だ。
アプリは3月末に公開済みで、7月3日には仮想現実(VR)や拡張現実(AR)を含む「XR(クロスリアリティー)」の機能を追加する。人気アニメキャラクターとのコラボを通じ、海外を含めたアニメファンのアプリ利用を促す。
若年層を中心に23年度末までに5万ダウンロードを目指す。利用者の行動や基本情報を分析し、効果的なPRにつなげる狙いもある。
大阪観光局の溝畑宏理事長は20日の記者会見で「アプリを通じ、様々なニーズに応えるサービスを提供する。将来的には大阪だけでなく全国の観光地を楽しんでもらえるようなアプリに育てたい」と語った。