星野リゾート、熊本市に都市型ホテル「OMO」25日開業
星野リゾート(長野県軽井沢町)は25日、熊本市中心部に都市型ホテル「OMO(おも)5熊本by星野リゾート」を開業する。パルコが再開発を進めてきた商業施設「HAB@熊本」の3〜11階にあり、観光客に人気の熊本城に近い。市街地の周遊型観光やビジネス客らの需要を取り込む。OMOタイプとしては九州で初めてとなる。
星野リゾートとパルコが開業に先立つ24日、報道機関向けに内覧会を開いた。客室は個人から、家族など最大6人利用できる部屋まで8タイプ160室ある。城をイメージして木材をふんだんに使い、畳を敷いた部屋もある。価格は1泊あたり1室1万8000円から。
熊本では半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が工場建設を進めており、今後は台湾からのビジネスや観光需要の拡大も見込まれる。同ホテルも市中心部にある好立地をアピールしながら、訪日外国人(インバウンド)も取り込む考えだ。
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