性的少数者の旅行イベント、24年に大阪開催 万博見据え

大阪観光局は14日、性的少数者(LGBTQ)の世界最大級の旅行イベント「IGLTA世界総会」を2024年に大阪で開催すると発表した。同イベントをアジアで開くのは初めて。世界各国から訪れる性的少数者の旅行客に対し、大阪の観光都市としての魅力をアピールする。25年国際博覧会(大阪・関西万博)を見据え、さらなるインバウンド(訪日外国人)誘致につなげる。
コンサルティング会社のアウト・ジャパンによると、性的少数者の旅行市場規模は世界で約28兆円で、富裕層が多いとされる。海外では性的少数者が快適に旅行できる環境や商品をつくる「LGBTQツーリズム」が盛んな一方、日本の旅行関連業界では性的少数者への知識やノウハウが乏しい。総会を機に性的少数者のニーズを把握し、適切な商品・サービスの開発や広告宣伝に生かす。
主催するIGLTA(国際ゲイ・レズビアン旅行協会)は1983年に米国で設立された旅行業団体で、各地のホテルや航空会社などが参画する。世界各国でほぼ毎年総会を開いており、ブースの出展やセミナーを通じて性的少数者への理解促進を図っている。IGLTAのアンソニー・ワーナー副会長は14日、大阪市内のホテルで記者会見して「アジアに住む性的少数者のネットワーク構築の機会を創出したい」と語った。
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