鳥取県米子市の皆生温泉の老舗旅館「湯喜望 白扇」が、資金繰りの悪化から約16億円の負債を抱え、7日、鳥取地裁米子支部に民事再生法の適用を申請しました。

帝国データバンクによりますと、民事再生法の適用を申請したのは、米子市にある老舗旅館「湯喜望 白扇」を運営する有限会社白扇です。

白扇は1955年に創業。近年のピーク時には、年間約6億1000万円の売り上げがありましたが、多額の設備投資が負担となり資金繰りが悪化。さらに新型コロナによる利用客の減少なども重なり、自主再建を断念しました。負債額は約16億円です。

7日付けで、地元の大手企業が白扇のスポンサーになることが決まっていて、経営は今後も継続される予定です。