積水ハウスや西日本鉄道が福岡市天神に建設した複合施設「福岡大名ガーデンシティ」で、中核となるオフィスやホテルが入居する「福岡大名ガーデンシティ・タワー」が6日開業し、報道陣に公開した。最大収容人数430人のカンファレンス施設を備え、国際会議やセミナーなど様々なビジネスイベントに対応する。
同タワーは地下1階、地上25階建て。3〜4階のカンファレンス施設には98インチの大型ディスプレーや高画質カメラなどを備えたボードルームも用意。グローバルな商談への利用を想定する。
報道公開された福岡大名ガーデンシティ・タワーのボードルーム(6日、福岡市中央区)
入居企業は4月から順次移転を進めている。積水ハウスの福岡マンション事業部長の竹下盛人氏は「新しい出会いや発想が生まれる場となれば」と期待感を示した。
6月にも入居を予定するキリンビールは新オフィスのなかに集中できる場所やコミュニケーションをとる場所などを設け、メリハリをつけた環境づくりをめざす。同社九州統括本部の竹村千鶴子氏は「新たなシナジーの創出が期待できる」と話す。
1階に入居するアパレルなど3店舗は同日、営業を開始した。オフィスは5〜16階に入り、各階約2500平方メートルで九州最大級となる。6月には低層階の全商業施設が開業する予定だ。米マリオットグループが運営する「ザ・リッツ・カールトン福岡」は6月21日にも開く。同ホテルブランドは九州初進出となる。
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