香港、入境者のコロナ規制緩和 追跡アプリも廃止

香港、入境者のコロナ規制緩和 追跡アプリも廃止
 12月13日、香港の李家超行政長官(写真)は、入境者に対する新型コロナウイルス関連規制を14日から緩和し、一部施設への立ち入りが制限される「黄色」のコード対象から外すと発表した。写真は香港で11月撮影(2022年 ロイター/Tyrone Siu )
[香港 13日 ロイター] - 香港の李家超行政長官は、入境者に対する新型コロナウイルス関連規制を14日から緩和し、一部施設への立ち入りが制限される「黄色」のコード対象から外すと発表した。政府が使用を義務付けてきたコロナ追跡アプリも廃止する。
黄色のコード対象者はバーやレストランの利用が制限されていたことから、一段のコロナ規制緩和を受けて旅行やビジネスの再開が加速しそうだ。
レストランやジム、クラブなどの施設利用を記録する移動追跡アプリの使用義務は中国本土でも解除された。
香港の新型コロナ対策を巡っては、経済団体や外交関係者、住民らから国際金融センターとしての競争力や地位に悪影響を及ぼすと批判が上がっていた。
香港は8月以降、新型コロナ規制を段階的に解除。黄色のコードは入境者に対する残された唯一の規制だった。入境者は今後も到着時とその後1回、新型コロナのPCR検査が義務付けられる。
また、香港政府の盧寵茂・医務衛生局長は13日、中国本土とマカオを訪れる人について、イミグレーションでの新型コロナのPCR検査義務を廃止すると表明。
自宅隔離中の香港の感染者には今後、電子タグの装着を義務付けないとも述べた。

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