仏トタルとエールフランスKLM、持続可能な航空燃料供給で覚書

仏トタルとエールフランスKLM、持続可能な航空燃料供給で覚書
 12月5日、フランスの石油大手トタルエナジーズと欧州航空大手エールフランスKLMは、「持続可能な航空燃料(SAF)」の供給に関する覚書に署名したと発表した。写真はエールフランスのロゴ。フランスのシャルルドゴール空港で7月撮影(2022年 ロイター/Sarah Meyssonnier )
[パリ 5日 ロイター] - フランスの石油大手トタルエナジーズと欧州航空大手エールフランスKLMは5日、「持続可能な航空燃料(SAF)」の供給に関する覚書に署名したと発表した。供給期間は来年から10年超。
声明によると、SAFはトタルのバイオリファイナリー(バイオ燃料プラント)で製造される予定。在来型の化石燃料に比べ、二酸化炭素(CO2)総排出量を少なくとも80%削減できるという。
覚書によれば、トタルは100万立方メートル超(80万トン)のSAFを供給。エールフランスKLMの主にフランス発とオランダ発の航空機に使用する。
エールフランスKLMはCO2排出量を30年までに19年比で30%削減する目標を掲げ、燃料供給源の多様化に取り組んでいる。10月には計160万トン相当の燃料確保に向けたスイス食品大手ネスレや米DGフューエルズとの契約を発表した。

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