英ヒースロー空港、クリスマス繁忙期に旅客数制限しない方針

英ヒースロー空港、クリスマス繁忙期に旅客数制限しない方針
 11月11日、英ロンドンのヒースロー空港は、今月に想定される同空港でのストライキの影響を最小限にとどめる取り組みを進めているため、クリスマスの繁忙期に旅客数を制限する必要はないと発表した。写真はロンドンのヒースロー空港で6月撮影(2022年 ロイター/Henry Nicholls)
[11日 ロイター] - 英ロンドンのヒースロー空港は11日、今月に想定される同空港でのストライキの影響を最小限にとどめる取り組みを進めているため、クリスマスの繁忙期に旅客数を制限する必要はないと発表した。
英労働組合ユナイトは先週、カタールでの国際サッカー連盟(FIFA)ワールドカップ(W杯)開幕前に、同空港で数百人の労働者が賃上げを求めてストライキを実施する方針だと表明した。
ヒースロー空港は今年、新型コロナウイルス感染拡大終了後に回復した旅客への対応に追われ、一時的に旅客数を制限。先月には、需要は今後数年にわたり繁忙期を除いてパンデミック(世界的大流行)前の水準に戻る公算は小さいとの見方を示した。
ただ今年は採用を積極的に進めたため、人員は2023年の夏場より前にパンデミック前の水準に戻るとの見通しを示した。
10月の旅客数は、学校の休み期間中の観光旅行の増加と出張者の緩やかな回復に支えられ、パンデミック前の84%に達した。

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