エアビー、第4四半期売上高見通し予想下回る ドル高響く

エアビー、第4四半期売上高見通し予想下回る ドル高響く
 民泊サイト運営大手の米エアビーアンドビーが1日発表した第4・四半期の売上高見通しは、市場予想を下回った。写真はイメージ。5月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)
[1日 ロイター] - 民泊サイト運営大手の米エアビーアンドビーが1日発表した第4・四半期の売上高見通しは、市場予想を下回った。ドル高が収益を圧迫しつつある状況を映した。総予約数は前期の過去最高水準から鈍化すると見込んだ。
第4・四半期売上高は18億─18億8000万ドルと予想。この中間値がリフィニティブがまとめたアナリスト予想の18億5000万ドルを下回った。
株価は時間外取引で6.7%下落した。
第3・四半期は宿泊などの予約数が1億件に接近し、過去最高を記録。今四半期はこの水準から「やや鈍化」するとした。
新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)の影響が薄れる中、海外旅行需要の回復がまだら模様ながら継続し、「今後の業績へのさらなる追い風となることを期待している」とした。
第3・四半期の純利益は45.6%増の12億1000万ドル(1株当たり1.79ドル)。売上高は28.9%増の28億8000万ドルと市場予想の28億4000万ドルを上回った。
平均宿泊単価は前年比5%増の156ドルだった。リモートワークと出社を組み合わせたハイブリッド型勤務の広がりを背景に長期宿泊の需要が高まり、家主による値上げにつながった。

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