新潟商工会議所会頭「新潟市はトキエアに出資・融資を」
新潟商工会議所の福田勝之会頭は24日の記者会見で、新潟市に新潟空港(新潟市)を拠点とする新航空会社トキエア(同)に出資や融資をするよう求める考えを示した。11月に中原八一新潟市長に2023年度予算要望で会う際に伝える。立地自治体として新潟空港の活性化に対する積極関与を求める。
福田会頭は、新潟市は新潟県に次ぐ新潟空港ビルディング(同)の第2位株主だと指摘。「新潟発着便を増やさないと、新潟空港がにぎやかにならない。トキエアをどう使うかだ」と述べた。出資か融資かは「どちらでも良い」と話した。新潟県は11億6000万円の融資をする。
足元の円安については「これ以上、円安になると日本の消費が完全に落ちると判断すべき時だ。日本の力では1ドル=110円程度が限界だ」と強調。政府・日銀に対して「機動的に動いてほしい。放っておくと円安がさらに進みかねない」と述べ、円安が地域経済に与える影響について強い懸念を示した。