クレディ・スイス、チューリヒのサボイ・ホテル売却検討

クレディ・スイス、チューリヒのサボイ・ホテル売却検討
10月6日、スイスの金融大手クレディ・スイスはチューリヒの金融街中心部パラデプラッツにあるサボイ・ホテルの売却を検討していることを明らかにした。写真はチューリヒのクレディ・スイス本店で10月撮影(2022年 ロイター/Arnd Wiegmann)
[チューリヒ 6日 ロイター] - スイスの金融大手クレディ・スイスは6日、チューリヒの金融街中心部パラデプラッツにあるサボイ・ホテルの売却を検討していることを明らかにした。
広報担当はグローバルな不動産戦略の一貫として不動産ポートフォリオを定期的に見直しているとし「このプロセスの一環でサボイ・ホテルの売却作業を開始することを決めた。全てのオファーと潜在的な投資家を慎重に評価し、しかるべき時期に決定事項を明らかにする」と述べた。
同ホテルは創業約200年。大規模改修のため今年閉鎖され、2024年に「ホテル・マンダリン・オリエンタル・サボイ・チューリヒ」として営業を再開する予定。
金融ブログ「インサイド・パラデプラッツ」によると、売却額は4億スイスフラン(4億0800万ドル)に達する可能性がある。
クレディ・スイスは投資会社アルケゴスの破綻で50億ドル以上の損失を出し、資本の調達、自社株買いの停止、減配、経営陣の刷新を余儀なくされている。

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