香港、コロナ対策のホテル隔離廃止を発表 26日から
9月23日、香港特区政府は、26日から入境者に対する新型コロナウイルス対策のホテル隔離を廃止すると発表した。2年半以上続けられていたが、市民や経済界から廃止を望む声が強まっていた。香港国際空港で8月撮影(2022年 ロイター/Tyrone Siu)
[香港 23日 ロイター] - 香港特区政府は23日、26日から入境者に対する新型コロナウイルス対策のホテル隔離を廃止すると発表した。2年半以上続けられていたが、市民や経済界から廃止を望む声が強まっていた。
海外からの入境者は自宅あるいは希望の宿泊施設を選択することが可能となるが、3日間の自己観察が求められる。
職場や学校に行くことはできるが、バーやレストランへの立ち入りは禁止される。航空機搭乗の48時間前に求められていたPCR検査は抗原検査に変更される。
厳しい新型コロナ対策を巡っては、香港の競争力と世界の金融センターとしての地位が脅かされるとして経済界や市民から批判の声が強まっていた。
現在全ての入境者は自費で3日間のホテル滞在が求められている。一時は3週間の隔離が義務付けられていた。
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