香港キャセイ航空、段階的に増便へ 乗務員の隔離義務解除で

香港キャセイ航空、段階的に増便へ 乗務員の隔離義務解除で
 香港のキャセイパシフィック航空は10日、香港政府が前日に乗務員の隔離義務を解除したことを受け、今後数カ月で徐々に運航本数を増やす方針を示した。写真は香港の空港で2018年4月撮影(2022年 ロイター/Bobby Yip)
[10日 ロイター] - 香港のキャセイパシフィック航空は10日、香港政府が前日に乗務員の隔離義務を解除したことを受け、今後数カ月で徐々に運航本数を増やす方針を示した。
香港政府はこれまで、新型コロナウイルス対策として、香港に戻った旅客機乗務員にホテルでの3日間の隔離を義務付けてきた。
キャセイの7月の旅客輸送能力はコロナ禍前のわずか12.4%にとどまった。
隔離義務解除前の時点でキャセイは、今年末までに輸送能力がコロナ禍前の25%に達すると予想していた。
同社は10日、可能な限り早期に運行本数を追加すると表明。ただ、乗務員の訓練や駐機してきた航空機の再稼働には時間がかかるため、段階的な増便になるとした。輸送能力の新たな見通しは示さなかった。

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