米ユナイテッド航空、JFK空港から撤退示唆 11月にも
【ニューヨーク=弓真名】米航空大手のユナイテッド航空が6日、米ニューヨーク州のジョン・F・ケネディ空港(JFK)での運航を全て取りやめる可能性を示唆した。1年以上にわたり米連邦航空局(FAA)に同空港での発着枠数を増やすよう求めてきたが、認められる兆しがないことにしびれを切らした。
ユナイテッドが従業員に宛てた電子メールで撤退の可能性を示唆した。同社はJFKから米西部カリフォルニア州のサンフランシスコ市とロサンゼルス市に1日2便ずつ運航している。競合他社の米ジェットブルーやアメリカン航空はロサンゼルス行きの発着枠数が4~6倍あるという。引き続き増便が認められなければ10月いっぱいでJFKでの運航を取りやめるとしている。
FAAは日本経済新聞の取材に対し「発着便数の変更による近隣空港への影響を知る必要がある。(増便は)FAAの確立されたプロセスにそって公平に判断する」とコメントした。
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