豪カンタス航空が自社株買いへ、通期赤字拡大も需要回復に自信

豪カンタス航空が自社株買いへ、通期赤字拡大も需要回復に自信
 8月25日、オーストラリアのカンタス航空は、最大4億豪ドル(2億7600万米ドル)の自社株買いを行うと発表した。シドニーで2021年10月撮影(2022年 ロイター/Loren Elliott)
[シドニー 25日 ロイター] - オーストラリアのカンタス航空は25日、最大4億豪ドル(2億7600万米ドル)の自社株買いを行うと発表した。新型コロナウイルス規制の解除で旅行需要が大幅に回復し、事業年度下半期の業績を押し上げたことを受けた。
アラン・ジョイス最高経営責任者(CEO)は発表文で「旅行需要が力強く回復することは分かっていたが、その速度と規模は並外れている」とした。
通期(6月30日まで)の税引き前損失は18億6000万豪ドル。赤字幅は前期の17億7000万豪ドルを上回り、アナリスト予想よりも若干大きくなった。ただ、損失の大部分は国内外で移動制限のあった上半期に計上されたもの。

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