NZ航空、22年度は赤字拡大 ロックダウン響く

NZ航空、22年度は赤字拡大 ロックダウン響く
 8月25日、ニュージーランド航空が発表した2022年度(6月30日まで)決算は、税引き・特殊項目除外前の損益が7億2500万ニュージーランド(NZ)ドル(4億4860万米ドル)の赤字となり、前年度の4億4400万NZドルから赤字幅が拡大した。2017年6月撮影(2022年 ロイター/David Gray)
[25日 ロイター] - ニュージーランド航空が25日発表した2022年度(6月30日まで)決算は、税引き・特殊項目除外前の損益が7億2500万ニュージーランド(NZ)ドル(4億4860万米ドル)の赤字となり、前年度の4億4400万NZドルから赤字幅が拡大した。
新型コロナウイルス感染抑止のために主要都市オークランドで数カ月間にわたってロックダウン(都市封鎖)が実施されたことや、年度の大半の期間にわたり国境が閉鎖されたことが響いた。
赤字額はリフィニティブがまとめた予想平均の7億1800万NZドルより大きかったが、自社予想の7億5000万NZドルよりは小幅にとどまった。
同社は2023年度は全体の輸送能力がコロナ禍以前の75―80%まで回復し、前年度比で業績が大幅に改善するとの見通しを示した。
ニュージーランドは4月から段階的に国境を再開。新型コロナ関連の制限措置が取り除かれたのを受け、国内航空需要も力強く回復している。

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