小池都知事、夏休みの移動自粛を求めず 検査呼びかけ

小池百合子知事
小池百合子知事

東京都の小池百合子知事は29日の定例記者会見で、夏休みの旅行やお盆期間の帰省を巡り「『県境をまたがないでください』ということは申し上げない」と述べ、新型コロナウイルス感染防止策として移動の自粛を求めない意向を示した。

都はお盆期間中の対策として、8月5~18日にJR東京、品川、上野、池袋、新宿の各駅と、バスターミナル「バスタ新宿」の計6カ所に、臨時の抗原検査会場を設置する。小池氏は「高齢者や基礎疾患のある方と面会する場合は、事前に検査を」と呼びかけた。

政府が29日発表した、感染急拡大を抑えるための「BA・5対策強化宣言」については「制度の詳細や効果を精査した上で判断したい」とした。

会員限定記事会員サービス詳細