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英ヒースロー空港の乗客数上限、来年夏まで継続も-CEOが警告

Suitcases are seen uncollected at Heathrow's Terminal Three bagage reclaim.

Suitcases are seen uncollected at Heathrow's Terminal Three bagage reclaim.

Photographer: PAUL ELLIS/AFP

英ロンドン郊外のヒースロー空港は、乗客数の上限設定を今後1年間続けざるを得ない恐れがあると警告した。空港は混乱克服に努めているものの、航空会社の地上職採用が鈍く、障害になっていると指摘した。

  ジョン・ホランドケイ最高経営責任者(CEO)は26日のインタビューで、「この問題に迅速な解決策はない」と発言。「来年夏も乗客数の上限設定を維持している可能性は十分にある。解消には1年から1年半かかるだろうし、ヒースローだけの問題ではない」と続けた。

  ヒースロー空港は1日当たりの出発旅客数を最大10万人とする措置を12日に導入し、この措置を2カ月間継続すると発表していた。同CEOはこのインタビューで航空会社に対し批判的な論調を強め、航空会社は削減した地上職を補充し体制を整える必要があると指摘。ヒースロー空港はここ半年間に相応の新規採用を行ったと主張した。

Holiday getaway
英ヒースロー空港第2ターミナルでチェックインカウンターの列に並ぶ乗客ら(25日)
Photographer: Steve Parsons/PA Wire

原題:

Heathrow Warns Travel Cap May Stay Into Next Year to Fight Chaos(抜粋)

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