東京都、米豪の旅行会社と商談会　訪日客回復見据え

東京都はインバウンド（訪日外国人）の回復を見据え、米国とオーストラリアの旅行会社と都内の企業をマッチングするオンライン商談会を10月に実施する。全国の自治体によるプレゼンの時間も設け、東京や各地の魅力をPRして新たな旅行商品づくりを促す。

米豪側は各1社が参加し、都側は都内にインバウンドの受け入れ拠点があり訪日旅行を受け入れた実績のある旅行会社やホテルなどから8社を選定している。8社はそれぞれ米豪の旅行会社と個別に商談できる。

米豪との直行便がない地方では直接の誘客が難しいことから、都以外の自治体にも参加を呼びかけ、商談会で地域の魅力を発信してもらう。

都の担当者は「インバウンドの回復に備え、地方と連携して実際の旅行につながる場としたい」と話している。