スカイマーク唯一の国際線、成田―サイパン線の縮小・撤退を検討…社長「抜本的に見直す」

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 スカイマークの洞駿社長が読売新聞のインタビューに応じ、唯一の国際線で運休中の成田―サイパン線について、「いまのところ再開の予定はなく、どこに飛ばすか抜本的に見直す」と述べた。サイパン線の縮小・撤退を検討し、国内線の収益力改善に注力する方針だ。

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インタビューに応じるスカイマークの洞社長
インタビューに応じるスカイマークの洞社長

 スカイマークは2019年11月、初の国際線としてサイパン線を定期就航させたが、コロナ禍で乗客が激減し、翌20年3月に運航を休止した。洞氏は「国際線を動かす余裕はない。体力をコロナ前に戻すことに集中する」と強調した。国際航空運送協会(IATA)は、世界の旅行者数がコロナ禍前に戻るのは24年頃と予測しており、航空需要の本格回復には時間を要するとみられるためだ。

 一方、洞氏は国内線について、7~8月の旅客数がコロナ禍前の9割超まで回復するとの見通しを示した。ただ、足元の「第7波」によって修学旅行など団体客のキャンセルが出始めており、洞氏は「影響を慎重に見極めていく必要がある」と述べた。

 スカイマークは3期連続で最終利益が赤字となっているが、これまで目指してきた東京証券取引所への再上場は「諦めていない」(洞氏)という。

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3180708 0 経済 2022/07/19 17:00:00 2022/07/19 17:06:02 2022/07/19 17:06:02 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/07/20220719-OYT1I50098-T.jpg?type=thumbnail

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