ヨハネスブルクから車で約5時間。ムプマランガ州とリンポポ州にまたがり200万ヘクタールに及ぶ広大な土地を有するクルーガー国立公園は、南アフリカのみならず世界を代表する野生動物保護区です。

生息する哺乳動物の数は147種、500種の鳥類、そして116種の爬虫類と、まさに野生動物のメッカともいえます。サファリレンジャーと呼ばれる知識豊富なガイドとともに園内を回るためビッグファイブ（ゾウ、ライオン、バッファロー、サイ、ヒョウの動物観察のハイライト的大型動物）との遭遇率が高いことが大きなアピールポイントです。

また、この公園の大きな特長は、園内に宿泊施設があること。しかも、国営のテントタイプやロンダベル（シャワーやトイレが共同）といったロッジから、スパつきのラグジュアリーなホテルまで、好みによってさまざまなタイプを選ぶことができますので、ツアーにもチョイスを設けることができるでしょう。

シティもサファリも、といろいろ欲張りたい向きにまさにお勧めなのが、ピーランズバーグ国立公園。南アフリカの国立公園としては4番目の規模で、もちろんビッグファイブにも出会えます。

レンジャー付きのツアーはもちろん、ピクニックエリアでは外に出てのんびりすることもできます。ヨハネスブルクから車で2時間30分程度と至便で、かつ園内に手ごろな価格のロッジや自炊式のキャンプ場など、各種宿泊施設も整っており、お手軽感があるのが特徴です。

また、人工ビーチやゴルフコース、カジノや豪華ホテルの林立するアミューズメント・リゾート「サンシティ」と隣接しているため、サンシティに滞在しながらサファリ体験をすることも可能。アレンジ次第では、ちょっと目先の変わった企画も造成できるのではないでしょうか。